2012/06/18

回収の鬼! サラ金日記・「交通事故被害・2次災害」

交通事故の被害は2次災害が必ずある!!
これは心に留めておいて欲しい。

そして2次災害は人災である。

加害者は保険会社である。
交通事故の被害者に、味方はいない。
保険会社(損保、つまり自動車保険の会社のことね)は、
営利目的の会社である。
これを忘れてはいけない。
事故の被害者になると、治療費などを負担してくれるから、
つい、慈善事業的な相手と勘違いしてしまう。
保険会社の利益のしくみは、
保険料をたくさんもらって、
保険金の支払いを少なく済ませる。

これに尽きる。

保険料を多く集めるのは、営業マンや代理店の仕事。
保険金の支払いを少なく済ませるのは、アジャスターの仕事。

保険会社は、保険金の支払い、
つまり慰謝料を値切ってきます!
しかも加害者の立場である事などおかまいなく、
平気で、ずけずけと、非人道的な攻撃を仕掛けてきます。
それが彼らの「仕事」です。

例えば、あなたが「ムチ打ち」で通院しているとしましょう。
「仮病でしょ?ムチ打ちは他覚症状がないのを良いことに
我々保険会社から保険金をむしり取ろうというこんたんでしょ?」
こんなセリフ、平気で言ってきます。
精神的に苦しめ、早く保険会社との交渉を打ち切りたい・・・
そう思わせることが出来れば、彼らの仕事は「成功」です。
それが自動車保険の現実です。

さらに、どんな怪我なら慰謝料がいくら、
どんな人が事故で亡くなったら慰謝料はいくら、
そんな基準、あなたは詳しくご存知ですか?
この交差点で、この様なぶつかり方をしたら、
過失割合は何対何ですか?
その日が雨だとしたら?
相手がバイクなら?
路肩にアスファルトの「くぼみ」があったら、どうなる?

あなたは、事故をした場合の慰謝料、
保険会社が提示する金額が妥当かどうか、
判断する能力を持っていますか?

答えを言います!
保険会社が提示する保険金は、
100%安すぎます!!!

保険金を算定する時に、
保険会社は、自社の算定基準を使います。
その基準表を使って、あなたに親切に説明してくれるでしょう。
しかし、その「基準」そのものが、そもそも値切ってあります!

もし、裁判を起こした場合に使用されるのは、「弁護士会基準」です。
その弁護士会基準より、明らかに安い基準を「勝手に」使用しています。
これはサラ金でいうグレーゾーンと同じと考えて下さい。
裁判を起こせば、ほぼ確実に弁護士会基準が採用されます。
しかし、みんな裁判を起こさないのです。
だ・か・ら、保険会社は勝手に値切るのです。

今回に限っては、いつもと違う結論を出します。
弁護士に依頼して下さい!!
保険金が高額になる場合は、
必ず弁護士に依頼して下さい!
かすり傷など、保険金が少額になる場合はまぁいいでしょう。
しかし、死亡事故や大怪我をしている場合、
必ず弁護士に相談して下さい!
弁護士会館などに、交通事故相談センターというのがあります。
そこに示談の斡旋をお願いする事もできます。
ただ、多くの場合、訴訟をしないとまっとうな金額の支払いには応じません。
これはサラ金の過払いと同様と考えていいでしょう。
交通事故相談センターで、交通事故に強い弁護士を紹介してもらいましょう。
それも、事故後、可能な限り早い段階で依頼しましょう。
それが何故かというと、
加害者に不利な証拠がなくなってしまうからです。
事故現場などの状況は、時の経過とともに変化します。
依頼するのが遅くなると、
事故当時の決定的な証拠がなくなってしまう恐れがあるのです。

また、交通事故の弁護士を選ぶ時は、
交通事故裁判が得意かどうか、で選んではいけません。
基本的に交通事故裁判に得意も何もありません。
ほとんど証拠がカギです。
測量士などと連携して、現場の調査などを積極的にしてくれる弁護士を選んで下さい。
また、医者との人脈のある弁護士を選んで下さい。
交通事故裁判では、証拠が決め手となります。
証拠資料の収集を興信所に任せる弁護士はやめましょう。
興信所の調査には、あまり良い調査は期待できません。
そもそも興信所と繋がりのある弁護士には変な弁護士もいます。
証拠資料の収集に力を入れる弁護士。これが事故被害者の唯一の味方です。

今回の話、これも実は現場で体験済みの話である。
実は私、保険会社に勤めていた事もあるのです(笑)
ただ、相当前の話なので、
もしかしたら情報が古いかも知れない。
ただ、基本的な部分は同じはず。
交通事故裁判において、証拠資料が決め手になる事や、
保険会社の基本姿勢が変わったとは聞いた事がない。
保険会社の収入構造が変わる事はないだろう。

つまり、保険会社は保険金を安くで誤魔化そうとする。
自分が加入している保険会社も全く味方にはならない。
唯一の見方は、証拠収集と裁判を請け負ってくれる弁護士だけだ。
これについては、正直、独学では厳しい。
本人訴訟では、要求される知識の幅が広すぎる。
法律、測量、医学・・と多岐に亘る。
それらのネットワークを有する弁護士が、
唯一の味方となる。
交通事故の被害者には、いつなるかわからない。
心の片隅に置いておいて欲しい。

2005年08月05日


http://kaisyuu.seesaa.net/category/567668-1.html

________________________________________


前職が損保社員、現職がクレサラ社員、という人のブログです。
うさぎの考えとは違う部分もあるのですが、そのまま転載しました。
交通事故被害者になったら、こういう目にあうんだな、という所と
交通事故裁判の厳しさ、がよく伝わっています。

つまり、あなたが被害者になった時、損保による2次災害にあい、
味方になる弁護士が、もし見つからなかった場合(残念ながら、それが、普通です・・・)、
どういう事態になるのか、という事です。
(「回収の鬼」さんの場合、もと損保社員なので、仕事上優秀な損保の顧問弁護士を
 知っているので、上記の結論になった、と考えるべきです)。
 
うさぎ的には、裁判は避ける! 弁護士はあてにならないので、
証拠収集は自分で! 
いつ自分や家族が被害にあうとも限らないので、腕がよくて
信頼できる医者をさがしておく事。
弁護士に依頼しなければいけないような事態にあっては、もう手遅れです。

では、どうしたら、裁判をさける事ができるのか
それは



元気なうちに、信頼できる医師や病院を探しておく事。

腕がよくて信頼できる医者に、事故直後から治療として頂ければ
「交通事故の怪我がなおる!」
「仮に、ひどい怪我でなおらなくても、交通事故の被害を受けたあなたの立場にたって、
きちんと後遺症の認定をして頂けるので正当な賠償をもらえます!」

それが、自分と愛する人を守るために、このブログを読んだやるべき事です。



==============================

☆知っていますか? 弁護士費用は、こんなに高額です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q109359280
1000万円損害賠償を訴訟で得た場合、(旧)日弁連報酬等基準速算表によると、着手金と報酬金の合計が72万円(標準額)から、最大で85万4000円です。弁護士は依頼してみないと、実際の仕事ぶりや性格がわかりません。ほとんどの損保犯罪被害者の会・会員は依頼した弁護士が辞任するか解任するかして、ひとりの弁護士で済んでいません(=上記の金額×2)。


☆知っていますか? 弁護士は懲戒のほとんどない独占業界なので、ハズレたら大変です。
「弁護士と闘う」http://blogs.yahoo.co.jp/nb_ichii
このブログは弁護士の探し方も掲載されているので、お勧めです。


☆「保険金不払い事件とは?」 ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E9%99%BA%E9%87%91%E4%B8%8D%E6%89%95%E3%81%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6

☆「損保ジャパン業務停止」 金融庁
http://www.fsa.go.jp/news/newsj/17/hoken/20060525-1.html




☆ 「ブログランキング」参加しました。
↓ 『ぽち』っと、クリックのご協力をお願いします ↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 



 ☆公開プロフィール・ブログ村
http://www.blogmura.com/profile/01093368.html